総務部(採用担当兼務) 森田汐香

INTERVIEW

総務部(採用担当兼務) 森田汐香

フォーム化が業務を整流し
総務が創る快適な職場

森田 汐香
MORITA YUKA
株式会社ネクストイノベーション
総務部(採用担当兼務)

五月雨の依頼を整理し、総務の渋滞を解消する。森田汐香が仕組み化で職場を楽にした実践を追います。

TURNING INSIGHTS

転機を掴んだ気づき

ホスピタリティ発想で変えた総務の仕事

飲食業から総務への転職。最初の2週間はパニックだった。朝9時から口頭、メール、LINE、付箋と五月雨式に降ってくる依頼。優先順位も締切も曖昧で、確認のための確認で時間が消える。「飲食の方がまだシンプルだった」と転職を後悔した夜もあった。転機は、ホスピタリティの教科書を読み返した時。「顧客の動線を設計する」——これって社員も同じじゃないか。依頼の入り口を一本化し、進捗を可視化、朝礼で「詰まりポイント」を共有。たった3つの改善で、「仕事が楽になった」と言われた。

フランクな面接と仕組み化で、「楽しく回る」会社を創る

社員が快適に過ごせる仕組みを作る。これが、総務の本当の仕事だと気づきました。

INTERVIEW

インタビュー

誠実さと仕組みで、会社の背骨を支える。
好きな身なりのまま、真剣に働ける環境を創る
PCでフォームを操作する森田さんの手元

カメラを向けるとにこやかな表情を向けてくれた森田さん

どんな仕組みで業務を効率化していますか?

最初は私も「フォームなんて面倒」と思っていました。でも実際に運用してみると、想像以上の効果がありました。

「抜け」の原因は、悪意じゃなくて「迷い」なんです。何を書けばいいか分からないから、結局口頭で済ませてしまう。だから、迷わないフォームを作りました。

私が作ったフォームには、3つのルールがあるんです。まず1つ目、選択肢を極限まで絞る。依頼の種類は5つだけ——備品か、経費か、申請か、相談か、その他か。これだけ。

2つ目は、自由記述を最小限にすること。背景説明は2行まで。詳しいことは後で口頭で聞けばいいから、まずは簡単に書いてもらう。あと3つ目、添付ファイルは1個だけ。複数ある場合は圧縮するか、フォルダで共有してもらう。

導入した時はね、「面倒くさい」って文句言われたんですよ(笑)。でも1週間経ったら、もう効果が出てて。依頼の処理時間45分→15分になったんです。確認のやり取りも、3回とか4回やってたのが1回か2回で済むようになった。残業時間も月20時間から5時間に減って、みんなすごく楽になったって言ってくれました。


特に効果的だったのが「自動返信メール」。フォーム送信と同時に「受付番号」と「予定完了日」が自動で返信される。これだけで「あれ、どうなった?」という確認が激減しました。

最小で足りるっていうのが設計思想なんです。情報過多にすると、結局誰も読まない。簡単に書けることが、早く動けることに直結する。これを理解してもらうのが最初の壁でした。フォームって管理ツールじゃないんですよ。みんなを楽にする道具だっていう意識が大事だと思ってます。

タスク管理の可視化について教えてください?

飲食店では、オーダーを見える化するのが当たり前。でもオフィスではなぜかやらない。この違和感から始まりました。

人は「見えないもの」に不安を感じます。だから、すべてを「見える」状態にしました。

オフィスの中央に、大きなホワイトボードを設置。これが我が社の「カンバンボード」です。縦軸に担当者、横軸に進捗ステータス(未着手・作業中・確認中・完了)。各タスクは色付きマグネットで表現。

色にも意味があって、赤は「今日中に終わらせないとヤバい」最優先のタスク。黄色は「今週中には終わらせたい」要注意案件。緑は「余裕ある」通常のタスクで、黒は「一旦保留、相談が必要」っていう感じです。

面白いのは「巻き取りルール」です。黄色が3日間動かなかったら、自動的に総務が巻き取る。これにより「忘れられた案件」がゼロになりました。

導入して3ヶ月、社内の変化は劇的でした。「あの件どうなった?」って聞かなくても、ボードを見れば一目瞭然。「誰が忙しい?」って思ったら、赤マグネットの数で判断できる。「手伝えることある?」って時は、黄色マグネットをサポートすればいい。

詰まる場所って、実は決まってるんですよ。情報の起点と、承認の分岐と、最後の受け渡し。この3つです。赤いマグネットが増えたら、みんなでヘルプする。これが自然にできる文化になったのが嬉しいです。見える化は、ただ飾っとくものじゃないんです。全員で動かすハンドル、操縦桿みたいなものですね。

カンバンボードの前でマグネットを移動させる森田さん

PC作業を行いながら、タスク管理を行い全体共有を

朝礼での情報共有の工夫は?

私の実家では、毎朝父が「今日の予定」を家族に共有していました。その習慣をオフィスに持ち込んだんです。

天気予報があるなら、「詰まり予報」があってもいい。そう思って始めた、朝礼1分間の新習慣です。

詰まり予報で話すのは、まず今日の要注意案件——赤いマグネットのやつですね。それから、ボトルネックになりそうな人、外出とか会議で不在になる人、あとヘルプが必要な箇所。これくらいです。

例えば今朝の予報:

「本日、営業部の大皿部長が終日外出。承認案件は15時までに。経理の締めが今日なので、精算書類は午前中に。あと、プリンターのトナーが少ないので、大量印刷は控えめに。以上、1日よろしくお願いします!」

たった1分。でも、この1分で午後の混乱が防げる。朝の段階で調整できれば、夕方のバタバタが消えます。

導入後のアンケートで「朝礼が楽しみになった」が73%「仕事の見通しが良くなった」が89%。数字以上に、オフィスの雰囲気が明るくなったのが嬉しいです。

朝、一度顔を合わせるだけで、チームの一体感が生まれるんです。詰まり予報って天気予報と同じなんですよ。備えがあれば、同じ雨でも気持ちが違う。会議を減らす最短の方法は、短く正確に集まること。1分の朝礼で、30分の会議が不要になりました。

採用面接での工夫を教えてください?

実は私自身、堅い面接が大の苦手でした。だから逆に、フランクにやってみようと思ったんです。

採用担当も兼務していますが、私の面接はちょっと変わっています。「超フランク面接」と呼んでいます。

私の面接の流れはこんな感じです。まず私から自己開示するんです。失敗談とか弱みとか、全部含めて。それから応募者さんの緊張をほぐす雑談タイムを取って、そのあとは仕事の話より人生の話を聞く。で、最後に「もし1億円当たったら何します?」って聞いて、本音を探るんです。

例えば、先日の面接:

私:「実は私、入社2週間で辞めたくなったんです(笑)」

応募者:「え!?本当ですか?」

私:「本当です。でも今は最高に楽しい。なんでだと思います?」

こうやって、まず私が弱みを見せる。すると相手も本音を話してくれる。建前じゃなくて、本当の想いが聞ける。それが良い採用につながっています。

採用後の定着率は92%。「面接が楽しかったから入社した」という人が多いのが自慢です。

面接って、評価じゃなくて対話なんですよ。お互いを知る時間だと思ってます。弱みを隠す会社には、いい人は来ない。正直であることが最強の武器だって、最近つくづく思います。1億円当たったら何する?っていう質問の答えで、その人の価値観がパッと見えるんですよね。これ、結構効きます。

大切にしている価値観は?

前職の飲食店での規則が、今でも忘れられません。黒髪、ノーピアス、地味な服...自分らしさを全部捨てた気分でした。

「自分の好きな身なりで働けるか」——これが私の転職の決め手でした。

前職の飲食店では、黒髪・ノーピアス・地味な服装が絶対。それが苦痛でした。自分らしさを殺して働く毎日。「これって本当に必要?」という疑問が消えなかった。

ネクストイノベーションは違います。髪色自由、ピアスOK、服装も常識の範囲内なら自由。私は今、明るい茶髪にピアス、カジュアルな服装で働いています。でも、仕事は誰よりも真剣。

「見た目と能力は関係ない」——これを体現できる会社。だから毎日が楽しい。オーバークック(協力型の料理ゲーム)にハマっているのも、チームワークの大切さを再確認できるから。仕事もゲームも、楽しみながら真剣にやる。それが私のスタイルです。


自分らしくいられる環境だと、パフォーマンスって最大化するんですよね。無理してスーツ着てた頃より、今の方が絶対いい仕事してます。好きな格好で、誠実に働く。最初はえ、これでいいの?って思ったけど、両立できるんですよ。楽しいと真剣って対立しない。むしろ、楽しんでる時の方が集中できるっていうか、相乗効果があるって最近感じてます。

詰まり予報ボードの様子

インタビューページ掲載に合わせ、プライベート画像を送ってくれました

家族との関係が仕事に影響していますか?

山口の実家での「家族会議」が、今の仕事のベースになっています。

山口の実家は、父・母・姉と私の4人家族。小さい頃から「チーム森田」として動いていました。

父は几帳面、母は大雑把、姉は心配性、私は楽観的。バラバラな性格だけど、だからこそ補い合える。家族会議では、全員が意見を言い、多数決じゃなくて「全員が納得する答え」を探す。これが今の仕事にすごく活きています。

総務の仕事も同じ。営業・技術・経理...みんな性格も価値観も違う。でも、だからこそ面白い。違いを認めて、活かして、補い合う。「己の欲せざるところ、人に施すこと勿れ」という言葉は、祖母から教わりました。相手の立場で考える。これが全ての基本です。

家族も会社もチームなんです。違いがあるから強くなれる。全員が同じ意見の組織って弱いんですよ。反対意見にこそ価値があるって思います。だから私は、山口の温かさを東京のオフィスにも広げたいんです。

未来の仲間へメッセージ

総務って地味な仕事だと思っていませんか?違います。会社の「流れ」を作る、クリエイティブな仕事です。

誠実さと仕組みで、会社の背骨を支える。好きな身なりのまま、真剣に働ける環境を一緒に作りませんか?明るくてニコニコしてる人、大歓迎です。

飲みながら本音で語り合える。ゲームしながらチームワークを学べる。そんな楽しい職場です。もし1億円当たったら一旦整形して旅行に行きまくりたいけど(笑)、今はこの仕事が天職だと思っています。

全員が楽しく仕事できる会社を、一緒に作りましょう。かっこいい女になるために、日々成長中です!

聞き手:株式会社ネクストイノベーション / 代表取締役 清水 慎吾
「森田さんの明るさが会社を変えました。尊敬する部下であり、素敵な仲間です」

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