営業部 松本現

INTERVIEW

営業部 松本現

地方出身の若手が挑む
メモと共有の信頼構築術

松本 現
MATSUMOTO GEN
株式会社ネクストイノベーション
営業部

富山から上京した若手が、メモと共有で信頼を築く。松本現が合意の見える化で営業を変えた歩みです。

TURNING INSIGHTS

転機を掴んだ気づき

「合意の見える化」で変わった仕事のスタイル

入社3ヶ月目、派遣スタッフが「話が違う」と1週間で辞めてしまった。こちらは条件通りに伝えたつもりだったが、「残業少なめ」を「ほぼ残業なし」と相手は解釈していた。小さな認識のズレが大きな離職につながる——この痛い経験から、「合意形成は『点』じゃなくて『面』で取る」という上司の言葉が響いた。以降、毎回の商談後に「今日の合意事項3点」をその場でホワイトボードに書き、スマホで撮影して即座に共有。認識のズレを可視化することで、トラブルを未然に防げるようになった。

「分かりやすさ」を追求する、信頼構築の営業スタイル

合意は見えないと意味がない。可視化の習慣が、信頼関係を強固にしています。

INTERVIEW

インタビュー

出先にて、真剣な表情でメモを取る手元のアップ

出先にて、真剣な表情でメモを取る松本さん。

メモの習慣がビジネスにどう活きていますか?

入社して1ヶ月目のことです。ある建設会社との商談で、社長さんが雑談の中でポロッと「来月の決算前に人員計画を見直したい」と言ったんです。以前の私なら完全に聞き流していた一言。でも、メモの片隅に「決算:来月」「人員計画」と走り書きしていました。

商談後、このメモを見返して気づいたんです。「決算前ということは、今月中に提案しないと間に合わない」と。すぐに上司に相談し、通常1週間かかる提案書を3日で仕上げました。

結果、タイミングぴったりで提案でき、5名の派遣が決定。社長さんから「君、よく覚えていたね。信頼できる」と言われた時、メモの価値を実感しました。

メモの取り方も工夫してるんです。ただ聞いたことを書くだけじゃなくて、3つの層に分けて書くようにしてて。1つ目は「事実」。お客さんが言ったこと、数字、日付とか。2つ目が「解釈」。なんでそう言ったんやろうって、自分なりに考えたこと。3つ目が「行動」。次に自分が何すればいいか。この3つを分けとくと、後で見返した時に「あ、あの時こう思ったんやった」って分かるんです。

この経験から学んだメモの哲学を、今では新人にも伝えています。


メモって明日の自分に仕事を渡す行為なんです。だから具体的に、行動につながるように書くんですよ。記録で終わらせたら意味ないんです。24時間以内に必ず次のアクションに変換する。これが鉄則やと思ってます。チーム共有までセットにしとくと、自分が忘れても誰かがフォローしてくれるんです。これが安心感につながる。

川沿いを歩く松本さんの後ろ姿

休憩中の松本さんを撮影させていただきました。

環境の変化にどう適応しましたか?

生活リズムを東京仕様に作り直しました。富山では車通勤で音楽を聴きながらのんびりでしたが、東京では電車が勉強部屋です。

朝のルーティンはこんな感じやけど。8時30分に起きて、9時に家を出る。錦糸町から半蔵門線で半蔵門駅まで約30分なんやけど、この時間がめっちゃ大事で。その日の商談の「仮説」と「重要な問い」を3つに絞るんです。スマホのメモ帳に箇条書きして、優先順位をつける。そうすると、到着時には頭の中が整理されとる状態になっとるんですよ。


で、夜のルーティンは「振り返りタイム」。帰りの電車でその日のメモを見返して、学びを3つ抽出します。良かったこと、改善点、明日への宿題。これをSlackでチームに共有してから帰宅。23時には寝て、睡眠時間は確保。「寝たら嫌なことも忘れる」っていう自分の性格を、ポジティブに活用してます(笑)。

休日のリセット法はですね、週末は必ず川沿いを歩くようにしてて。荒川で夕日を見たり、隅田川で屋形船を眺めたり、多摩川でランニングしたり。水の流れを見てると、頭の中もスッキリするんです。富山には海がありましたけど、東京には川がある。知らない街で、新しい自分を発見する感覚が、今は楽しいです。

知らない街やからこそ、知らんかった自分に出会えるんです。富山におったら気づけんかった強みもあります。電車の30分を無駄にせん。問いを3つに絞ると、商談の軸が自然とできあがるんですよ。睡眠は最高のリセット法なんです。悩みを翌日に持ち越さんのが、メンタルを保つコツです。

今後の目標を教えてください?

短期目標は「10人稼働」の案件リーダーになることです。今は2〜3人の案件を担当していますが、10人規模になると、求められるスキルが全然違います。

10人規模になると必要なスキルが3つあって。まず段取り力——10人分のスケジュール管理とスキルマッチング。それから調整力——クライアントと派遣スタッフと社内、この3方向のコミュニケーション。最後に問題解決力——トラブルの時に迅速に判断して対応する力。

そのために今、毎日1時間は勉強時間を確保しています。労働法規、安全管理、プロジェクトマネジメント。富山から持ってきた「努力する者に偶然のチャンスは微笑む」という言葉を胸に、コツコツ積み上げています。

5年後の目標は「業績向上に貢献できるナンバーワン営業マン」。数字だけじゃなくて、後輩からも「松本さんみたいになりたい」と言われる存在になりたい。年齢関係なく言い合える、活気あるチームを作りたいです。

10人をまとめるには、10通りの個性を理解する必要があるんです。やから今、人間観察力を磨いてます。5年でナンバーワンは高い目標やけど、富山から出てきた自分やからこそ、誰より努力できる自信があります。いつか富山の両親に、東京で頑張っとるよって、胸を張って報告したいんです。

オフィスの休憩スペースで、同僚と「あっち向いてホイ」を楽しむ様子

同僚と「あっち向いてホイ」を楽しむ様子。

意外な趣味が仕事に活きているそうですね?

実は最近「あっち向いてホイ」にハマっているんです(笑)。子どもの遊びだと思うでしょう?でも、これが営業にすごく活きるんです。

相手の動きを読む、瞬時に判断する、予想を裏切る。これって商談と同じなんです。お客様の期待を良い意味で裏切る提案、相手の動きを先読みする観察力。休憩時間に同僚とやっていますが、意外と真剣勝負。負けず嫌いの性格も手伝って、観察力と反射神経が鍛えられています。

遊びの中にも学びがあるんですよ。あっち向いてホイで相手の癖を読む練習してたら、商談でも相手の反応を見るのが上手くなったんです。富山の素朴な遊びが、東京のビジネスに活きる。これも面白い発見やなって、最近つくづく思います。仕事も遊びも全力でやる。それが富山人の気質かもしれんですね。

最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします

富山から東京に出てきて半年。正直、不安だらけのスタートでした。でも、未経験でも大丈夫。習慣とメモで積み上げれば、必ず成長できます。

地方出身の方、建設現場しか知らない方、営業未経験の方。みんな最初は同じです。挑戦する姿勢と、明日の自分へのメモ。この2つがあれば大丈夫。

なんでも話し合える仲間がここにはいます。1億円当たったら世界の女性を相手に営業したいけど(笑)、まずは東京で、一緒に強いチームを作りましょう。あなたの挑戦を待っています。

聞き手:株式会社ネクストイノベーション / 採用担当 森田 汐香

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